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「トッド・ソロンズの子犬物語」 トッド・ソロンズ通常運転ほんまに非道い物語

7月18日にDVDで
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◎「トッド・ソロンズの子犬物語」
(2015 米 監督:トッド・ソロンズ)
を見ました。
「子犬物語」という可愛らしいタイトル
トッド・ソロンズという冠が付いたことで、
尋常では無い量の呪術的な禍々しさが滲み出ている本作、
1匹のダックスフンドが辿る数奇な運命を描いた作品です。
KIN-Gはトッド・ソロンズが大嫌い
トッド・ソロンズの映画は本当に悪質で我慢がなりません。
トッド・ソロンズ作品は全てブラック・コメディとされていますが、
KIN-Gは今までトッド・ソロンズ作品を見て笑ったことがありません。
(ジョン・ウォーターズ師匠と似て非なるもの)
「ハピネス」「ストーリーテリング」で笑えるはずが無い。
本当にKIN-Gはトッド・ソロンズが大嫌いです。
見ていて本当に嫌な気持ちにしかならないからです。
でも、トッド・ソロンズ作品は全作品見ています。
さて本作、可愛らしいタイトルだろうが関係無く、
いつものトッド・ソロンズ作品で、本当に非道い作品
人間も犬も嫌いだとしか思えない残酷さに満ちています。
本作の物語は、4部構成になっており、
ダックスフンドとその飼い主の物語が語られます。
まず始まるのは少年とダックスフンドの物語。
これが極めて悪質で心をグサグサ傷付けてくる物語
KIN-Gの顔は大きく歪みました。
人を嫌な気持ちにさせるための細かい仕掛けにゲロ吐きそう
しかし次の物語は「ウェルカム・ドールハウス」の主人公が
成長した姿が見られる少しハートウォームな物語で驚きました。
しかし、ここには障害者夫婦(妻夫ともにダウン症)に避妊手術を施すという
犬の去勢手術にかけた超ド級の毒が含まれていて陰鬱な気分になりました。
ふざけているとしか思えないインターミッションを挟んで次の物語へ。
映画学校で脚本を教えるどうしようもない教授の
どうしようもない教授生活が描かれますが、
クライマックスのオチには笑ってしまいました
そして最後の物語はガンで余命いくばくも無い老婆の物語。
金を無心する孫娘、不愛想なお手伝いさん、
孫娘の彼氏のキラキラネームの芸術家ファンタジー(妹の名はドリーム)、
登場人物の人物造形が見事で、笑いが止まらなくなりました。
そして何といっても凄かったのが、老婆の白昼夢のシーン
これから死んでいく人間に対する、
残酷の極みとしか言えない恐ろしい仕打ちに震えました
そしてKIN-Gが震えているところに訪れる、
実も蓋も無い剥き出しの悪意が炸裂するあのシーン
観客の心をズタズタにするシーンを長回しで見せる
トッド・ソロンズの底意地の悪さが極上のタイミングで発動
からの、更に悪意剥き出しのエンディングに呆然。
(KIN-Gの嫌いなchim↑pomの作品を思い出した)
やっぱトッド・ソロンズはヤバい
参りました
凄い映画です。

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