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「マーシュランド」 ミステリー要素を呑み込むほどに重厚な人間ドラマ

7月15日にDVDで
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◎「マーシュランド」
(2014 スペイン 監督:アルベルト・ロドリゲス)
を見ました。
本作は、スペインの田舎町で起こった
連続少女拷問強姦殺人事件を2人の刑事が追う物語であり、
地元の刑事と都会から来た刑事のバディものであり、
じっとりと湿った映像で描かれているということで
(なんか「殺人の追憶」と共通項が多いなぁ)、
陰鬱なミステリーなのかなぁと思っていたのですが、
中心となる事件についてはヒネリが無く一本道で、
それを呑み込む重厚な人間ドラマこそがミステリーな作品。
人間の奥に潜んでいる闇を直接描かず、
匂わせる程度に止めていることが本作に深みを与えています。
物語の終盤までは事件の行方に釘付けになり、
物語が完結する間際の不穏な空気に背筋が凍るという展開が見事。
そういえば、「殺人の追憶」は韓国軍事政権崩壊後が舞台で
本作はフランコ独裁軍事政権崩壊後が舞台。
やっぱこの2作は共通項が多いなぁ
この監督、「殺人の追憶」に影響受けてそうやなぁ。

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