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「手紙は憶えている」 はじめてのおつかい~ナチ残党狩り編~

5月14日にDVDで
手紙は覚えている.jpg
◎「手紙は憶えている」
(2015 加・独 監督:アトム・エゴヤン)
を見ました。
本作は、アウシュビッツの生き残りである90歳のジジイが
自分の家族を皆殺しにしたアウシュビッツの当時のブロック長を
殺害する旅へ出る復讐物語。
身元を確認して殺害すべき容疑者は4人。
一人一人家を訪ね、自分の仇であるかどうかを確認していきます。
ミステリー要素が入ったサスペンスに心が躍ります。
本作において極上のサスペンスを生み出しているのが、
主人公のジジイがかなり重度な痴呆症であること。
少し気を緩ませると自らの行動も自らがいる場所も分からなくなります。
うたたねをしただけでパニックになる様に思わず笑ってしまいます
しかし、そんなジジイがふところに入れた手紙
(仲間のジジイが復讐までの手順を書いてくれた手引書)を確認しながら、
銃を手に入れ、容疑者を訪ね、奮闘する様に胸が熱くなりました
(アイデンティティ喪失サスペンスとして「メメント」以上の出来)
また、血塗れの惨劇の後で無邪気にアニメを見て笑う
ジジイの可愛さに悶絶
そんなこんなで主人公のジジイに完全に魅了されてしまっていたので、
ラストの衝撃にKIN-Gは完全にやられてしまいました

何という結末

口を半開きにしたままエンドロールを見続けてしまいました。
主人公が認知症の老人という設定を最大限に活かした見事な脚本
一分の隙も無い絶妙の間の積み重ねで描いた傑作。
あぁ、めっちゃ面白かった!!!!
ほんまおもろかった!!!

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