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「エスコバル 楽園の掟」 麻薬王に俺はなる!

4月11日にDVDで
エスコバル.jpg
◎「エスコバル 楽園の掟」
(2015 仏・スペイン・ベルギー・パナマ
 監督:アンドレア・ディ・ステファノ)
を見ました。
本作は、コロンビア政府と戦争をしていた
麻薬組織メデジン・カルテルの創設者にて
世界最大の麻薬王に登りつめたパブロ・エスコバルと
あるきっかけで近づいてしまったことで、
平穏な生活から暴力の渦に叩き込まれたカナダ人青年の
過酷な運命を苛烈に描いた作品
優しい顔と言葉の裏に凄まじい残虐性を秘め、
愛を語りながらも冷酷非道な所業を辞さないエスコバルという
モンスターを直接描くのでは無く、
善良な青年の目を通して描くことでエスコバルの怖さを増幅させるという
「ラストキング・オブ・スコットランド」方式の映画。
序盤は、のんびりとした描写に唐突にエグ過ぎる暴力が現れるので、
思わず引き攣り笑いをしてしまうKIN-Gでしたが、
暴力が加速し続け、全く救いの無い地点へ到達する中盤を超え、
KIN-Gの顔は凍り付いてしまいました。
面白い、ほんで怖い
平穏な人生がある日崩壊する恐怖。
人間の皮を被った悪魔に狙われる恐怖。
自分だけじゃなく自分の周り全てに災厄が降りかかる恐怖。
淡々と積み重ねられる暴力描写が凄まじい映画でした。
エスコバルが射殺される瞬間が描かれないところも後味が悪くて良かった。
本作にカタルシスはいらないですもんね。
Death_of_Pablo_Escobar.jpg
(射殺されたパブロの写真)

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