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「金日成のパレード」 偉大なる首領様、金日成とアメリカの奴ら

3月16日にDVDで
金日成のパレード.jpg
◎「金日成のパレード」
(1989 ポーランド 監督:アンジェイ・フィディック)
を見ました。
本作は、ポーランド製のドキュメンタリー映画、
となっていますが実際は北朝鮮提供の国家宣伝映画
如何に北朝鮮という国家が、偉大なる首領様金日成によって作られた
地上の楽園であるかがアピールされます。
偉大なる首領様金日成はとにかく偉大なので、
なんでもかんでも偉大なる知恵で解決するところが偉大。
そして、偉大なる首領様金日成はとにかく偉大なので、
小説も映画も舞台も何でもかんでも題材は偉大なる首領様金日成
そんな偉大なる首領様金日成が王位に就いて
40周年を祝うパレードが本作の主な見所で、
とにかく数と統制のパワーが凄くて偉大
流石、偉大なる首領様金日成とその奴隷たち
マスゲームの完成度の高さに思わず拍手して、
マンセーと叫びたくなります。
あと、親愛なる指導者同志金正日も大活躍でして、
芸術家としての才能の輝きが親愛なる指導者同志金正日の親愛なところ。
特に上手く映像を撮るにはどうしたらいいかという問いに、
「カメラを固定すればいい」という革命的な手法を提案する
親愛なる指導者同志金正日の才能の輝きに絶句。
そんな感じで、本作の95%は「偉大なる首領様金日成」
「親愛なる指導者同志金正日」「マンセー」でできています。
あとの5%はアメリカの奴ら
アメリカの奴らはとにかく邪魔で目障りな奴らです。
せっかく偉大なる首領様金日成が朝鮮半島を統一しようとしても
アメリカの奴らのせいでうまいこといきません。
朝鮮半島から追い出さないとね、アメリカの奴らは。
まぁとにかく偉大なる首領様金日成マンセーってことです。
あと、本DVDに収録されていたのが、
◎「北朝鮮・素顔の人々」
(2014 日本 監督:稲川和男他)
です。
本作は、北朝鮮に暮らす普通の人々の姿を映したドキュメンタリー、
というか隠し撮り
命を懸けて撮影された北朝鮮の日常風景が興味深い。
闇市、浮浪児などの北朝鮮名物が映し出されます。
本作のハイライトは公開処刑
近くに住む人は全員強制参加で、
処刑される者の親族はアリーナ席という
気合いの入り方がおぞましい。
そして最後に映し出されるのは、
歌を歌って食べ物を貰うことを生業とする浮浪児のパフォーマンス。
実も蓋も無い剥き出しの世界で生きる子供たちの逞しくも哀しい歌声に、
一刻も早く黒電話を殺害して
偉大なる首領様の一族を根絶やしにしないとなぁと思いました。
でも、親愛なる指導者同志のチリチリが死んでも何も変わらんかったし、
黒電話が死んでも何も変わらへんのやろうなぁ。

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