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「ハイ・ライズ」 階級闘争ならぬ階層闘争。分かりやすい風刺。

2月25日にDVDで
ハイ・ライズ.jpg
◎「ハイ・ライズ」
(2015 英 監督:ベン・ウィートリー)
を見ました。
本作は、上階に行けば行くほど富裕層が住む高層ビルで、
停電やダストシュートの詰まりが原因で低層階の反乱が起こり、
ビルの中がわやくちゃになるという
「スノーピアサー」を縦にしたような作品
しかし、本作の主人公は熱狂を傍観するノンポリ
かつ正常なようで静かに狂っているため、
「スノーピアサー」のような熱い革命物語では無く、
ただただ愚かな人間たちが破滅していくだけの物語。
現代社会というものは矛盾だらけのシステムを
ギリギリの危うさで運営しているだけのものでありながら、
そんなシステムでも無くなってしまえば人間はただのけだもの。
そんな分かりやすい現代社会のカリカチュアリズム
ですんで、後半はほとんどエロと暴力のみ
結局人間が熱狂するのはセックスと破壊だけで、
それ以外はそれの代替物でしかないということと、
人間はどれだけ失敗しても反省せずに繰り返す、
そんな当たり前なことが描かれますが、
KIN-Gもそう思います。
だからKIN-Gにしたら、
一番狂っているのはシステムそのものと同化しようとする主人公。
でも、世の中に一番多いのはこのタイプだと思う。
夏目漱石の「草枕」の冒頭が思い出されます。
とにかく人の世は住みにくいですが、人でなしの世はもっと住みにくい。
ほんま、どうしたらええんやろか

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