
◎「コロニア」
(2015 独・仏・ルクセンブルク
監督:フロリアン・ガレンベルガー)
を見ました。
本作は、チリで共産革命運動を行っているドイツ人ジャーナリストが
クーデターを起こした軍事政権に捕らえられ、
激しい拷問の末にカルト教団のコロニーに軟禁されたので、
恋人のキャビンアテンダントがカルト教団に突撃潜入し、
ともに脱出を図るといった非常に込み入った話なのですが、
これが事実に基づいた物語だというところが衝撃的な作品。
何故、元ナチスの人間がチリでカルト教団を運営し、
チリ政府の秘密警察とともに活動しているかといった理由が
映画を見ている間は理解できなかったのですが、
後で調べると色々とあるようです。
(「コロニア・ディグニダ」でwiki先生に聞いて下さい)
そんなこんなで、事実に基づく物語でありながら、
物語の背景が複雑怪奇でよく分からないところが本作の弱点。
そして、映画内でカルト教団が行っている異常な行為も
実際行われていたことと比べると少し生温い描写で残念。
まぁでもそれなりに出来が良い映画でそれなりに面白かったです。
あと、本作で最も印象深かったのが裸エプロン。
ヒロインでは無く、むさい男の裸エプロン。
あれは誰に向けられたサービスショットだったのか。
いや、そもそもサービスショットなのだろうか。
サービスショットで無ければ何のためのシーンなのだろうか。
謎は深まるばかりです。
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