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「ディストラクション・ベイビーズ」 ゴツゴツと 拳をぶつける 骨の音 与える痛みに 奮って狂う

12月12日にDVDで
ディストラクション・ベイビーズ.jpg
◎「ディストラクション・ベイビーズ」
(2016 日本 監督:真利子哲也)
を見ました。
本作は、暴力以外の要素を全て排除した超暴力映画
拳を肉体にぶつけるゴツゴツという音が全編に響きます
物語はとてもシンプルで、描かれるのは
暴力に憑りつかれた主人公と鬱屈を抱えた不良少年の暴力行脚。
自らの鬱屈を弱い者への暴力にしか転化できない
とことんクソみたいな不良少年の暴力
狂気を超え、自然災害レベルと化した主人公の純粋暴力
本当に身の毛もよだつ映画です。
本作ほど、拳が顔面にぶつけられる痛みをリアルに描かれた作品を他に知りません。
とりわけ、鼻を殴られた時の痛みの表現のリアルさに思わず顔が歪みました。
そして、暴力の結果が明確に示される中盤以降の惨たらしさに震えました。
暴力のカタルシスと暴力のおぞましさ
ニコラス・ウィンディング・レフンの「ブロンソン」以上に
無意味な暴力が貫かれた最強の暴力映画
そこに被さるのが向井秀徳の音楽というのがKIN-G的に堪らない。
(NUMBER GIRLがKIN-Gの人生のベストバンド)
あのラストからの向井秀徳の「約束」が流れるエンドクレジットで
自分でも何でかわからない涙が流れました
あと、本作はKIN-Gが愛して止まない漫画
新井英樹の「ザ・ワールド・イズ・マイン」と共通点が多いです。
本作は、小規模な「TWIM」と言っても過言じゃ無いと思います。
2人がまんまモンちゃんとトシやったし。
深作欣二が夢に見た「TWIM」の実写映画化を実現できるのは
真利子哲也監督しかいないんじゃないかと本作を見て思いました。

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